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凍てつく寒風に、凛とした空気が張りつめる2月初旬。
沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)の境内は寒さも忘れる程の熱気に覆われます。
そこでは烏帽子(えぼし)をかぶった若者が、28メートル先の的に向かって矢を放つ様子を沢山の人々が息をのんで見守っています。『お弓神事』のクライマックスです。
これは新年の悪鬼を射祓い、無事平穏を祈る行事。
お正月にはつきものの『破魔矢』はこの行事が姿を変えたものなんだそうです。
毎年、7つの町内から選ばれる弓主は「これぞ日本男児!」という感じですてきです。 |
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そろそろ春の足音が聞こえてくる2月中旬、鞆の浦のあちこちで「雛祭り」と書かれた籏が吊されます。
「鞆の浦 町並みひな祭」が催されます。お店や旅館、そして一般の民家までもが代々伝わっている雛飾りを公開しています。その数は60軒あまり。歴史の町。
どのひな飾りも、滅多にみることが出来ないような豪華絢爛(ごうかけんらん)、古式ゆかしい貴重なものばかりです。
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瀬戸内に初夏を告げる5月、鞆の浦では「観光鯛網」の季節です。外洋から産卵のために、鞆の沖に集まってくる桜鯛の群れを、船団で追いかけて網で包囲「しばり漁」。
これは、約三七〇年前から伝わる漁法です。吹流しと大漁のぼりを潮風になびかせ、漁師たちの威勢のいいかけ声が響く中桜鯛が跳ね踊る・・・
勇壮で華麗な海上絵巻。一網千両と言われた時代は、はるか昔となりましたが、在りし日の姿をそのままに伝える一大イベント・・・。爽やかな初夏の風物詩として鞆の浦を彩ります。
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イベント時期:五月始め~末日まで |
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<行事の後>・・・行事が終わると、茅の輪の一部を持ち帰り、
小さな輪に編み直して玄関の軒に飾ります。 |
遠い昔、鞆の浦がまだ「疫隈(えきくま)の里」と呼ばれていた頃。須佐之男命(すさのおのみこと)がこの地を訪れて、2人の兄弟に一夜の宿を求めたことから始まった行事が「茅の輪くぐり」です。
すっかり夏めいた6月の終わり、鞆の町を見下ろす沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)に、大勢の町の人々が集まってきます。
そして直径2メートル近くもある茅の輪をみんな、列をつくって次々にくぐっていきます。
くぐった人は厄災や疫病をはらい清められるそうです。
この行事は日本各地にありますが、どうやらここ備後地方が発祥地なのだそうです。
鞆の浦にはこんな逸話がたくさんあります。 |
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真夏の夕暮れ・・・漁師町、鞆の浦。
小高い丘から町中に響き渡る太鼓の音。
燃え盛る大きな松明(たいまつ)、飛び散る火の粉。
石段を駆け上がる男たちの群れ、そしてどよめく歓声!
これが、鞆の浦・沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)の「お手火祭り」。火がみんな焼き払って清めてくれるという、魔よけの火祭り。ただでも暑い、この夏の盛りに漁師町ならではの血が騒ぎ、燃え尽きんばかりの勢いで行われる活気あるお祭りです。 |
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鞆の浦の海が真っ青に輝く季節、「八朔の馬だし」が行われます。実は、このお祭り、町の人々にとっても幻のお祭りでした。
ほぼ70年ぶりに、2002年に復活したばかりです。当時を知る人も80歳近く・・・。
昔は子供が産まれると健やかな成長を願って荷台付の馬の模型を作らせたそうです。
それだけに、名家の馬の台は大きくて立派!
もちろん小さくて可愛らしい馬の台もありますが、どれもこれも子の成長を想う親の愛情が感じられるものばかりでした。 |
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| △当時と同じお供えも、しっかり再現されてました。雅な感じがとっても可愛い! |
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さわやかな秋風が心地よく感じられる中、鞆の浦の秋祭り「長歳」は行われます。このお祭りには、
『人も町の歴史も長く続いて発展しますよ~に!』
との願いが込められています。
1日目から3日目までの進行は、日本の一般的な信仰のあり方で、子供から大人まで参加して、自分たちで楽しむお祭りです。
豊かな自然が減って、ありがたみの心も薄らいで、地域も疎遠になって少なくなった昔ながらのお祭り。鞆の浦にはまだ生き続けています。 |
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1日目は、みこしと、神様に神社から外へ出ていただき、太鼓とかねで町を練り歩きます。2日目は、神様のおもてなし。町中が夜更けまでとてもにぎやかです。3日目は、神様にお帰り頂く日。チョウサイが出てこのお祭りのピークです。 |
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日差しが一段と鈍くなり、鞆の浦が冬の季節を迎えるといつもの景色の中で真っ先に飛び込んでくるものがあります。
竿と縄で、すだれのようにお行儀よく並んで干されている・・・そうこれが冬に最盛期を迎える『さよりのすだれ干』です。
言ってみれば、干し柿のさよりバージョン。
新鮮なさよりが浜の潮風を浴び、寒風にさらされて旨味を増していきます。
遠くには、威勢のいい呼び声や漁師船の音・・・。 |
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